本格的に妊活を始めたいと思ったら、まずは基礎体温を測ってからだのリズムをつかみましょう。
基礎体温を記録することであなたの月経周期がよくわかります基礎体温とは何か、どう測るのか、基礎体温から何がわかるのか、といったことを説明していきます。
基礎体温って何?普通の体温との違い
基礎体温は、普段測っている体温とは少し違います。たとえば、食事の後や運動した後で体温を測ると少し高くなりますよね。
基礎体温はそういった生活上の活動をしていない、安静時の体温を指します。ここでいう安静時とは、からだの維持に必要な最低限度の機能しか働いていない時のことです。
また、女性の基礎体温は、排卵や月経、妊娠などに伴うホルモンの分泌と深い関係があります。基礎体温を記録することで、女性特有の体調の変化を読み取り、ホルモンの分泌がうまく行われているか、妊娠に適した時期はいつか、といったことを知ることができるのです。
男女の生み分けにおいては、更に排卵日を知ることがとても重要であるため、基礎体温の記録は欠かせません。
正しい体温計測のための大5原則
基礎体温の基本的な測り方のポイントは次の3点です。
- 朝起きてすぐ、からだを起こす前に測る
- 婦人体温計を使う
- 舌下で測る
- 睡眠時間は6時間以上とる
- 少なくとも3か月くらい測って記録をつける
この際、体温計は婦人体温計を使いましょう。基礎体温は0.3~0.5℃程度のわずかな差で上下します。婦人体温計は小数点第2位まで測れるので、細かい体温変化を記録するのにむいているためです。
そして、体温計は口の中、舌の裏の付け根で測りましょう。汗やそのほか外からの影響を受けにくいので正確に体温を測れます。
人間は睡眠中に体温が下がります。しかし、睡眠時間が4時間未満だと十分に体温が下がりきらず、本来の基礎体温よりも高い計測結果が出てしまうのです。ですから、睡眠時間は6時間以上取ってより正確な基礎体温を測りましょう。
さらに、基礎体温は一度の周期だけ測っても、正しいものが得られないことがあります。最低でも3カ月は続けて測り、記録をつけることが必要です。
その際、なるべく同じ時間に測るのが理想的です。しかし、毎日同じ時間に起き続けるのは難しいかもしれませんね。無理せず、目覚めたときに計測すれば大丈夫です。
正しい計測方法で、正確な基礎体温を計測し、コツコツと記録していきましょう。
次回は、基礎体温表の見方について解説します。